事故調査委員会(異物混入)

 違法な製造実態を経営幹部が把握しながら、また、豪業他社が起こした事案に関連する国からの一斉点検に際しても、虚偽報告を行った、という。

2021年4月17日事故調査委員会

日本の製造業への信頼

 日本の医薬品業界を反映しているのではないかとの意見が出かねない残念なことという指摘があります。コロナ対策で明らかになった日本の医療水準の低さ加減、併せ考えると不幸な国民と言えます。

 基準を巡視しない社風に加えて、品質も最低どころかむしろ毒物を飲ませるに相当するというまさに確信犯罪行為、と「言われても仕方がないという意見をみました。

従業員も一体となって、「自分が良ければよい」という考えのようです。

 報告書では、「薬品を製造しているという自覚が著しくかけていた」と指摘されています。

2021年1月24日報道 裏手順書

なぜ異常が生じたのかわからない、異物というか違う成分が多量に混入したのか、それも分からないと記者会見で応答があったようですが、事業場の責任者に思い当たる節がないなどとは考えられないことです。

 アガサクリスティーンではないですが、まさかの全員が犯人、事業場全体で裏マニュアルで製造していた、という報道がありました。

なぜ、そのような必要があったのかは、しっかりと取材されています。「錠剤を固まりやすくする」目的で2度に分けて投入した、という。

裏手順書ではかえって手間がかかる

 しかし、弐度に分けて投入するということはかえって手間がかかるということですから、説得力に欠けるような気がします。それに、1回で入れても2回で入れても「不都合」がないとも思えるところです。「固まり方」に「あえて手順を変えなければならないほどの」そのように影響があるということですね。

同じ棚に原料が並べて置いてある

 同じ棚に上下に並べて置いてあったという。表示も容器の大きさも違うけれど、「なぜまちがえたのか」覚えていないと従業員は言う。

ダブルチェック

作業は二人一組で行い、これを社内基準で定めたが守られていなかった、と説明があったようです。しかも、出荷時に成分検査をすることになっていて、また、成分検査をして異常が発見されたけれどそのまま出荷した、という。

立ち入り検査

立ち入り調査に際して裏手順書があることを説明していなかった、という。後になってみると、立ち入り検査は「うるさい、うっとおしい」ではなくて、重大事故につながるプロセスを断ち切ってくれるシステムであったことが分かります。行政と合同で社内の基準からのズレを見直し、重大災害を防ぐことができたわけですが、その機会をごまかしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です